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歯医者が嫌いは損してる?最新の痛みを減らす治療ってどこまで進化した?

  • 歯科トピックス
歯医者が嫌いは損してる?最新の痛みを減らす治療ってどこまで進化した?

歯医者が苦手であったり、治療の音を聞くだけで怖くなったりする気持ちは、多くの人が一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

特にこどものころの痛い経験や、過去の辛い治療の記憶がトラウマとなって、できれば歯医者に行きたくないと考えてしまう方も少なくありません。

しかし、現代の歯科医療は大きく進化しています。

かつて、痛い、怖いと思われていた治療も、今では驚くほど問題なく受けられるようになってきました。

今回は、痛みを減らすための最新の技術についてご紹介しながら、歯科医院に対する苦手意識を見直すきっかけになればと思います。


■歯医者が嫌われる最大の理由は痛み

・過去の痛かった記憶

多くの人が歯医者を嫌う理由として挙げるのが痛みへの恐怖です。

治療そのものの痛みだけでなく、麻酔の痛みも恐怖心を増す要因になります。

とくにこどもの頃に経験した痛い治療は、記憶に残りやすく、大人になってもその印象を引きずってしまうことがあります。


・痛みへの不安が通院を遠ざける

「痛くなったら行けばいい」と考えているうちに、症状が進行してしまうことも多く、結果的に大がかりな治療や抜歯が必要になるケースもあります。

痛みを恐れて歯科通院を避けてしまうことは、実は治療時のさらなる痛みにつながってしまう可能性があります。


■どこまで痛みを抑えられるのか

・表面麻酔で注射の痛みをカバー

注射が苦手な方のために、多くの歯科医院では表面麻酔が使用されています。

これは、麻酔の針を刺す部位にあらかじめ麻酔ジェルを塗布することで、皮膚や粘膜の感覚を鈍らせる方法です。

針を刺すときのチクッとした刺激をほとんど感じずに済みます。


・電動麻酔器で注入速度をコントロール

麻酔液を注入する際の圧力によっても痛みが生じますが、電動麻酔器を使用することで、一定のスピードと圧力でゆっくりと麻酔液を注入できます。

手動によるムラがなく、患者様への負担が少ないのが特徴です。


・笑気ガスによるリラックス効果

治療そのものへの不安が強い方には、笑気吸入鎮静法が用いられることもあります。

鼻から亜酸化窒素と酸素を混ぜたガスを吸入すると、意識はあるもののリラックスした状態になり、緊張や不安がやわらぎます。

小児から高齢者まで、安全に使用できる方法として使われています。


■痛みの少ない治療器具も進化

・レーザー治療

歯肉の切開や止血、細菌の除去などに活躍するのがレーザー治療です。

メスやドリルに比べて組織へのダメージが少なく、術後の痛みや腫れも抑えられるため、治療後の回復も早くなります。

口内炎や歯周病の治療にも応用されており、切らない、痛みが出にくい治療として注目されています。


■痛みを減らすメリット

・早期治療への意識が高まる

痛みのない治療が可能であると知っていれば、少し気になる段階で歯科医院を受診しやすくなります。

症状が進行する前に治療を行えば、通院回数も費用も少なくて済むことが多く、結果的に時間的・金銭的な負担も軽くなります。


・お子さまの歯科恐怖症予防にも効果的

こどもにとって最初の歯科体験が痛くないものであれば、将来的にも歯科医院を嫌がることが少なくなります。

小さなうちから痛みが少ないケアを受けることは、健やかな口腔育成にもつながります。


・通院のストレスが減る

歯医者が怖いから行かないという理由で、つらい症状を我慢してしまう人は少なくありません。

痛みが少ないと、そのようなストレスが減り、歯科医院に通いやすくなります。


■まとめ


昔に比べて、歯科治療は格段にやさしく、痛みの少ないものになっています。

これらの技術は日々進歩しており、痛みに敏感な方でも安心して治療を受けられる時代になりました。

歯医者は痛いと感じている方こそ歯科医院での相談をおすすめします。

大きな治療になる前に、小さな不安のうちに対処していくことで、お口の健康を無理なく守っていくことができるのです。


ママとこどものはいしゃさんグループでは、無痛治療に力を入れ、患者様の不安を軽減する環境づくりを大切にしています。歯医者が苦手な方、痛みに敏感な方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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